"今月のカクテル"など、Bar Shakeの新着情報をお届けします。
『ブルームーン』 (2023年9月)
秋涼とは名ばかりの残暑厳しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今月のカクテルは"ブルームーン"
作者も生まれ年不明ですが、1929年出版のカクテルブックにもレシピが載っている、歴史のあるカクテル。
ブルーとついていますが、スミレのリキュール、パルフェタムールを使った薄紫色の美しいカクテルです。
満月の現象を意味する「ブルームーン」
通常満月は月に1回周ってきますが、約2年半に1度、月に2回満月になる現象を指し、その2回目に現れた月が青く見えることからこの言葉が使われるようになったと言われています。
今年がその2年半に1度の年。本日はブルームーンです。
秋の美しさを先取りに、ぜひご賞味ください。
営業案内
今週の土曜日9月2日は20:00からの営業となります。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
『カイピリーニャ』 (2023年8月)
今年は例年にない猛暑が続いておりますが、お障りなくお過ごしでしょうか。
今月のカクテルは"カイピリーニャ"
ブラジル発祥のライムの効いた爽やかな味わいが特徴のカクテル。
ポルトガル語で"田舎者"という意味で、「国民に親しまれている庶民的カクテル」
というニュアンスが込められているそうです。
元々はスペイン風邪を引いてしまった患者へのシロップ薬や、予防薬として飲まれていたもので、そこからニンニクやハチミツなどの材料が除かれ、代わりに砂糖が入れられるようになり、現在のカイピリーニャになったと言われています。
またカイピリーニャのベースとなるカサッシャですが、
"酔いつぶれ""万能薬""毒物""狂った水"等々、実に百以上のあだ名があり、
世界で一番あだ名の多いお酒と言われているそうです。
アスファルトが溶け出すほどのこの炎暑、
ひんやりと爽やかな味わいを、是非ご賞味ください。
営業案内
今週の土曜日8月5日は臨時休業
8月10日〜13日は夏季休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
『青い珊瑚礁』 (2023年7月)
梅雨入りし毎日蒸し暑い日々が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今月のカクテルは"青い珊瑚礁"
1950年、日本バーテンダー協会の主催で行われた
「第2回 オール・ジャパン・ドリンクス・コンクール」で優勝に輝いた、鹿野彦司氏の作。
淡いペパーミントグリーンと、赤いチェリーが南国の海と珊瑚を想起させる
コントラストの高い美しいカクテルです。
グラスに口を付けると清々しいレモンフレーバーが漂い
一口飲むとペパーミントの爽快な味わいが広がります。
じっとりと重く暑いこの季節。
爽やかな夏の風を先取りに、ぜひご賞味ください。
営業案内
今週の土曜日7月1日は都合により20:00からの営業となります。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
『マティーニ』 (2023年6月)
今年も、早くも半分を過ぎようとしていますが
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
今月のカクテルは“マティーニ”
マティーニは別名「カクテルの王様」と呼ばれており、
イギリスの元首相やアメリカの文豪など数々の著名人に愛されてきた
歴史あるカクテルです。
ハリウッドでは、大ヒットしたスパイ映画で
主人公がマティーニを飲む姿が名シーンとなりその知名度は一気に高くなりました。
キリッと爽快感のある辛口のカクテルです。
是非ご賞味ください。
営業案内
今週の土曜日6月3日は都合により
20:00からの営業となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
『ミントジュレップ』 (2023年5月)
吹く風もさわやかな好季節になりました。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
今月のカクテルは“ミントジュレップ”
毎年5月の第一土曜日に開催される
1975年以来の伝統を誇るケンタッキーダービーの公式カクテル
写真の記念グラスは毎年違うデザインのものが販売され
グラスの裏には歴代の優勝馬の名前が刻まれています。
バーボンウイスキーベースで爽やかなミントの香りは
暖かくなってきたこの時期にぴったりです。
是非ご賞味ください。
ゴールデンウィークはカレンダー通りの営業となります。
1日、2日、6日は通常通り営業しております。
また、5月13日土曜日はインターナショナルバーショーのため臨時休業となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
『チェリーブロッサム』 (2023年4月)
花も終わりいつしか葉桜の候となりました。
みなさまお花見はされましたでしょうか?
新年度となり今月からカクテルは基本に戻って
スタンダードカクテルをご紹介してまいります。
4月は "チェリーブロッサム"
桜の花をイメージしてつくられた日本生まれのカクテル。
横浜の田尾多三郎氏の作。
日本の可憐な桜というよりも、どちらかといえば
アメリカンチェリーに近い色合いのカクテル。
甘口でフルーティなブランデーベースのカクテルです。
是非ご賞味ください。
今週4月8日(土)は都合により20:00開店となります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
『ミモザ』 (2023年3月)
日毎に暖かさを感じられる頃になってまいりましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
1年間続いてきた絵画シリーズも当月で最後となります。
今月の絵画は、ジャン=フランソワ・ミレーの『春』です。
『落穂拾い』や『晩鐘』で有名なミレーの一作。
小道に咲く花々や、奥に見える森林の枝まで微細に描かれています。陰影が明確に表現されており、光り輝く新緑は、暖かな春めきを象徴するかの様です。
カクテル名は『ミモザ』
シャンパンをベースに、オレンジジュースを加えたスッキリとした味わいのカクテルです。口の中で弾ける炭酸と、春の日差しの様な暖かみのあるオレンジ色が、春の訪れの喜びを感じさせます。
ぜひご賞味ください。
明日3月4日(土)は都合により臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
『アレキサンダー』 (2023年2月)
春が近づく中、まだ寒い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今月の絵画は伊藤若冲の『百犬図』です。
『動植綵絵』や『釈迦三尊像』などを代表作にもつ若冲の一作。
超人的な観察眼と、それを作品に落とし込む高い技術でさまざまな毛色、
模様の仔犬を描いています。
ころころとした茶、黒、白の仔犬たちは小粒のチョコレートのようです。
各々違った動作をしていますが表情がほぼ固定されているのが、
可愛らしくコミカルで少し不気味な印象を与えます。
カクテル名は『アレキサンダー』
ブランデーをベースに、カカオリキュールと生クリームを加えてシェイクで仕上げるカクテルです。
芳醇な香りと甘くてクリーミーな舌触りが楽しめる、2月にぴったりの一杯。
ぜひご賞味ください。
今週の土曜日2月4日は20:00開店となります。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
『フローズン・ダイキリ』 (2023年1月)
新たな年を迎え、寒さが一段と厳しくなってまいりましたが
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今月の絵画は円山応挙の『氷図屏風』です。
『雪松図屏風』や『群鶴図』で知られる応挙の一作。
一見何が描かれているのか分からないような不思議な作品ですが、
その名の通り氷が描かれています。
リズミカルに配置された線は氷のひびを表しており、線の抑揚で奥行きまで
リアルに表現されています。
カクテル名は『フローズン・ダイキリ』
お馴染みの『ダイキリ』をフローズンスタイルで仕上げたスタンダードカクテル。
まるで雪のような外見が冬にぴったり、シャーベットの食感も楽しめるカクテルです。小説家のヘミングウェイも愛飲したと言われています。
ぜひご賞味ください。